2013年12月18日水曜日

AGU五日目

遅くなりましたが、AGU最終日(金)のレポートです。

会場でビールを配っているところ

2013年12月13日金曜日

AGUレポート4日目



AGU4日目、今日はモンスーンに関連するセッションが多かった気がします。

2013年12月12日木曜日

2013年12月11日水曜日

AGUレポート2日目

齋藤@サンフランシスコです.今日は僕がAGU2日目の模様をお送りします.

2013年12月10日火曜日

AGUレポート~1日目~

こんにちは。M2の鈴木です。
AGUに参加するため、現在サンフランシスコに来ています。
多田研から参加しているのは、多田先生、杉崎さん、齋藤さん、僕の4人。


2013年10月12日土曜日

水月湖調査~台風の痕跡~

こんばんは、M2鈴木です。
ブログ初投稿です(以前、下書きだけ書いて挫折しました)。

10/9,10に水月湖調査に行ってきたので、簡単に報告をしようと思います。
水月湖についての説明は省略します。
今回の出張は、大雨でにごった川の水を採集することが目的でした。

2013年8月30日金曜日

秋田調査

 こんばんは、M1の黒川です。ブログ初投稿です。
 只今秋田で調査を行っていまして、今回の調査を少しと前回の調査について紹介します。

 調査のターゲットは女川層というmiddle Mioceneの珪質岩を特徴とする層で、シリカや砕屑物の量が周期性を持って変化しており、その堆積リズムを解明しようというのが研究の目的になります。そのために女川層の連続柱状図を作成するというのが調査の目標です。

 前回は7/5~7/11に調査を行いまして、調査地域の選定のために男鹿半島、五城目地域、矢島地域と秋田県のあちこちへ行きました。多田先生、高橋先生、水谷さん、久保木さん、私というメンバーで行きましたが、この中に強烈な雨男または雨女が居たのでしょう。終始雨、終始大雨警報。雨だからと言って宿で指をくわえて待っているわけにもいきませんので、びしょびしょになりながらも調査を行いました。
 男鹿では、先行研究において密に調査してあった場所の露頭が護岸されて見れないという災難がありました…。しかし、第四紀の氷期・間氷期サイクルに伴う海水準変動に起因する堆積サイクルを安田海岸で見れたのは良かったです。
 五城目地域は連日の雨によって川の水位が上がっていてとても調査が出来るような状況ではありませんでした。
 矢島地域でも雨の影響で子吉川沿いの露頭は見れなかったのですが、陸上の露頭(久保田川北)では調査が行えました。
 岩相はシリカの含有量によって硬さやそして割れ方が異なり、私の調査ではシリカの量が多い順にポーセラナイト(po)、muddy ポーセラナイト(mud po)、珪質頁岩(sil mud)、泥岩(mud stone)とに分類して柱状図の作成を行いました。

出っ張っているのがmud po、へこんでいるのがsil mud

 今回の調査は、前回行えなかった子吉川沿いの露頭や久保田川北の露頭の柱状図を作成するというのが目的です。一昨日と昨日は天気に恵まれ、川の水位も低かったため子吉川沿いの露頭にて調査を行えました。ここの露頭は連続性が良く、連続柱状図の軸になるポイントだと思います。
 今日はあいにくの雨で、とりあえず子吉川へと行きましたが早速濁っていてまたかよ…という感じでした。
 天気が気になりますが明日以降も気合を入れて安全に注意をして調査を行いたいと思います。

mud po とsil mud の互層

前回の調査メンバーが見ていない静穏時の子吉川

2013年8月22日木曜日

東北調査

少し前の話になりますが、7月上旬に行った調査の報告をさせていただきます。
7/57/12M1の黒川君の秋田調査、7/127/15は水谷の北部北上調査、7/15~7/17は東北大の方との宮古調査と、多田研メンバーが入れ替わり立ち代わり東北に足を運びました。
秋田調査に関しては黒川君にお任せして、ここでは後半部について触れます。

☆北部北上調査☆
目的は私の修論用サンプル採取です。男性陣に手伝ってもらい、電動カッターを使って連続性のいいサンプルをとることができました。

採取の様子です。はねた岩片を拾えるように後ろでも待機しています。



 泥まみれになって頑張ってくれました。ありがとうございました。

☆宮古調査☆

チャート層から、微化石用のサンプル採取を行いました。



指導教官の指導教官にお会いしました。
この写真はノギスの使い方について教わっているところです。
自分の先生が生徒になっている様子はなかなか新鮮でした。

2013年8月17日土曜日

いよいよIODPによる日本海掘削の始まりです


多田です。統合国際深海掘削計画(通称IODP)による日本海、東シナ海掘削のための航海Exp 346 に主席研究員として参加しています。航海の目的は、日本海及び東シナ海の堆積物を連続的に採取し、アジアモンスーンとそれに伴う気候、環境変動を過去1000万年間以上にわたって高精度で復元すること、復元されたアジアモンスーン変動がヒマラヤチベットの隆起やそれに伴う偏西風経路変動とどう関係したのかを明らかにすることにあります。

航海には、日本(8)、アメリカ(11)、ヨーロッパ(7)、韓国(3)、中国(2)、オーストラリア、ブラジル、インドから各1名の合計34名の科学者が参加し、24名の支援スタッフ、63名の乗組員の協力のもと、アメリカの科学掘削船Joides Resolution (JR)号(18,000t)を使って、730日~929日までの2か月間に渡って行われます。掘削は、日本海で7地点、東シナ海北部で1地点を予定しており、合計で約6kmの厚さの堆積物(柱状に掘りぬいたものをコアと呼びます)を掘りぬく予定です。82日にアラスカ州のバルディスを出港し、2週間かけて南下し、本日(817日)にやっと日本海に入りました。長い移動期間ではありましたが、おかげで書く研究者が船上での観察、記載、測定、試料採取、保管などの一連の作業の手順やコンピューター、分析機器の操作法に習熟すると共に、乗船研究者同士がお互いの専門や興味、性格などについて良く理解し合うことが出来、とても有意義だったと思います。準備が万端に整い、あと数時間でいよいよ最初の掘削地点JB-1(北海道北部沖)に到着します。
 
JR号 バルディスにて
 
烏田君も頑張っています。(左:池原さん(産総研)。右:佐川さん(九大))
 
航海の様子は、http://www.facebook.com/JapanDrillingEarthScienceConsortiumに随時報告しています。

2013年6月26日水曜日

IODPプレクルーズトレーニング@高知

皆様お久しぶりです。D1の烏田です。

今日から多田高橋研究室の多田先生、杉崎さん、私は高知のコアセンターにて
IODP Exp.346 Asian Monsoon向けのプレクルーズトレーニングに参加しています。

IODP(Integrated Ocean Drilling Program)Exp.346の詳細については下記のHPを参照してもらえるとよろしいのですが、
今年の7月29日から9月28日にかけて日本海+東シナ海にてJOIDES Resolution(以下JR)というアメリカの研究船を使って大規模掘削を行う国際プロジェクトです。
http://iodp.tamu.edu/scienceops/expeditions/asian_monsoon.html

co-chief(乗船研究者のリーダーの1人)として多田先生が乗船される他、乗船研究者として多田研究室関係者はOBの入野先生、杉崎さん、OGの久保田さん、私が参加することになっています。

今回のプレクルーズトレーニングは、これまでにJRにおける掘削時作業の話を実際に参加された研究者から聞いたり、かつて日本海で採取されたコアを観察などを乗船前に行うことで来月から始まる掘削時の活動レベルを高めようという目的で開催されています。

一日目の今日は、まずJRで行われる堆積物の回収から船上分析、保管までの流れ、そして研究者が船上で行うべきことについて座学で学びました。今回のExp.では堆積物をトータルで6km以上取得するという予定のため、船上では12時間2シフト制で休む事なく非常にシステマチックな形でコアの観察や船上分析を続けることになっています。
海底堆積物掘削を一度も体験したことのない自分にとっては、今日の座学は学ぶことが多すぎてまだまとめきれていません。このブログ書き終えたら今日得た知識を整理して明日に望む予定です。

そして明日はODP leg127で1989年に採取された日本海の様々な堆積物を実際に観察して来月の航海に備える予定です。
今年四月に出版された多田先生の本の表紙に日本海の堆積物が使われるなど、1989年のODP leg127に参加されてから多田先生を魅了して止まない日本海の堆積物を実際に見られるということで個人的にとても楽しみにしています。

では。
                               (明日のトレーニングに向けて英気を養い中)

2013年6月3日月曜日

ガイダンスとラボツアーが行われました。

5/31(金)と6/1(土)に地球惑星科学専攻の修士課程入試ガイダンスが行われ、終了後には多田・高橋研のラボツアーが行われました。

粒度分析装置の解説をする鈴木さん。

ソフトX線写真撮影装置を説明する水谷さん。

参加してくださったみなさん、ありがとうございました!
またこのラボでお会いするのを一同楽しみにしています。

(久保木)

2013年6月2日日曜日

6月1~3日城ケ島実習2日目

 6月1~3日にかけて、学部3年生の地形・地質調査法実習のために油壷に来ています。行く前の天気予報は、1日夕方から2日午前中は雨、しかも梅雨入り直後の本格的雨と言うことだったので、覚悟していったのですが、晴れ男の高橋さんが1日夜から参加したためか、2日の午前中は、曇りはしたものの、雨は全く降らず。午後は、晴れ時々曇りと、うれしい誤算となりました。午前中は、城ケ島の南岸の向斜軸付近に分布するピンクの凝灰岩層が何枚あるかを検討し、詳細な柱状図を作るというものです。環境学科を出られた皆さんには、なじみの実習だと思います。好天に恵まれたうえ、今年の3年生は、全員がまじめで積極的なため、作業がどんどん進みました。彼らがより良い柱状図を作成できるよう、凝灰岩層の写真を載せます。卒業生のみなさんは、覚えていますか?

 下の層準の凝灰岩層全容

下の凝灰岩層下部拡大
 上の凝灰岩層
一番上の、火炎構造を持つ凝灰岩層

2013年5月15日水曜日

修士入学ガイダンス後ラボツアーのお知らせ

5月31日(金)・6月1日(土)の両日,東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻の修士課程入試ガイダンスが行われます(http://www.eps.s.u-tokyo.ac.jp/admission/guidance.html).
この日は初めに専攻全体のガイダンス,次に基幹講座別のガイダンスが2回行われますが,2回目の基幹講座別ガイダンスの後,多田・高橋研のラボツアーを実施します.

時間: 両日とも16時40分ごろ開始
集合場所: 理学部1号館851室
回る場所: 理学部1号館650室・X線実験室など
内容:
  ・鉱物組成分析装置 (電子スピン共鳴測定装置、蛍光X線解析装置等)
  ・堆積物の化学組成分析装置(X線粉末分析装置, X線マイクロスキャナ等)
  ・研究試料(化石、岩石研磨標本等)

事前の連絡等はとくに要りません.当日は院生も対応しますので,研究内容や雰囲気など気軽に質問してもらえればと思います.
それでは,ご参加お待ちしています.

(齋藤)

2013年5月14日火曜日

連合大会発表リスト

5月19日(日)から24日(金)にかけて,地球惑星科学連合大会が幕張メッセで開催されます.多田研メンバーも以下の通り発表するので,興味のある方はぜひ聞きにいらしてください(メンバーが第一著者・発表者となっているもののみ載せています).

5月19日 M-IS28 遠洋域の進化
・遠洋域ペルム紀三畳紀境界層における硫化物硫黄同位体比の挙動 / 高橋 聡

5月20日 H-CG33 堆積・侵食・地形発達プロセスから読み取る地球表層環境変動
・河川堆積物粗粒画分の供給源推定に基づく8Ma以降の崑崙山脈隆起活動史復元 / 烏田 明典

5月20日 A-PE34 古気候・古海洋変動
・Pliocene anisotropy of magnetic susceptibility (AMS)  from the Wilkes Land margin / 杉崎 彩子
・アルケノン古水温に基づく完新世日本海表層水温境界変動の復元(ポスター) / 安部 雅人(多田 隆治)

5月21日 A-PE34 古気候・古海洋変動
・東アジアモンスーンの千~万年スケール変動、進化とヒマラヤ-チベット隆起、北半球氷床発達とのリンケージ / 多田 隆治
・水月湖年縞堆積物中の砕屑物組成に基づく完新世降水量復元の試み / 鈴木 克明

5月24日 M-ZZ42 PALEO研究の最前線とその将来の発展性
・地球システム史におけるテクトニクス-気候リンケージの役割:山岳の隆起とモンスーン強化を例として / 多田 隆治
・粒度別河川堆積物の供給源推定に基づく8Ma以降のタリム盆地の乾燥化の評価とその変動要因(ポスター) / 烏田 明典
・石英のESR信号強度と結晶化度に基づく揚子江流出堆積物の供給源・混合比推定(ポスター) / 齋藤 京太

(齋藤)

2013年4月4日木曜日

「気候変動を理学する」 古気候学が変える地球環境観


 4月1日に、みすず書房から、「気候変動を理学する」という本を出版しました。エイプリルフールではありません。2010年に行った5回シリーズのサイエンスカフェをもとにした真面目な本です。出版の経緯については、私個人のブログ「ただの独り言」http://whispy-wind.cocolog-nifty.com/blog/をご参照ください。 多田

2013年3月10日日曜日

オフ@越後湯沢

晴れて博士課程に進学が決まりました烏田です。

最近の研究室はというと、1-2月のどたばたがやっと治まり
やっと落ち着いて来ました。

というわけで今週末は多田研の有志+システムの一部学生で
越後湯沢のスキー場に行って来ました!

                                      (中央右から多田先生、久保木さん、鈴木君、高橋さん)

多田研の人達は自分以外はスキー、自分とシステムの学生はスノーボードを
やっていました。

今回の企画は生粋の東北人である高橋さんが進めたのですが、
企画をすすめる内に、実は多田研には結構スキーヤーが多いということが判明。

そのため、 昨日(一日目) は平気で難コースに挑んで優雅に滑って行く多田研スキーヤー(多田先生、高橋さん、鈴木君、久保木さん)+K君(経験者)の一団と、
易しいコースですらこけまくる初心者(烏田+K君)という構図に。。

普段はおとなしい高橋さんと鈴木君がどんどん進んでいくのが
すごく印象的でした。

                                       (写真: 一面雪の景色に思わず雪にダイブする鈴木君)

一日目は何回か休憩をとっていたのですが、
休憩中の話題がハビタブルプラネット(太陽系外で生命が存在可能な領域にある惑星)というのが非常に研究者らしいというかなんというか。。
でも話題として面白いから自分もじっくり話を聞いてしまったんですけどね(笑)


結局一日目は、朝の10時から5時まで滑り倒して終了。
夕食の後は近くの温泉に行き、飲み会という黄金パターン。
飲み会では非常に真面目な話になると思いきや、話は思わぬ方向へ・・・
個人的に一番びっくりしたのは、多田先生の話題の豊富さと若さ。
趣味の部類では自分は完全に多田先生に若さで負けました。。

そして2日目。スキーをがっつりやりたい組(高橋さん、鈴木君、久保木さん、烏田)とのんびりしたい組に分かれての行動となりました。

自分は1日目に秘密の特訓をした上でがっつり組に入ったのですが、
改めて高橋さん、鈴木君のスキーに対する情熱というかストイックさを感じました。

2日目は悪天候で一時リフトが動かない、雪で周りが曇っているなど環境としてはよくなかったのですが、そんなの関係なく4人はおもしろいゲレンデを追い求めひたすら滑りつづけました。途中では高橋さんと鈴木君がジャンプに挑んだり。

最後は記念撮影ということで彼らの勇姿を撮影したのですが、
容量が大きいのでここに載せられません。
興味のある方は烏田まで来れば、お見せします。

がっつり組は4時間近く滑った後、越後湯沢駅周辺でお昼ごはんを食べて、温泉に入って、現地解散という感じでした。
                                         (写真: お昼に食べたへきそばの御膳)

個人的な話ですが、現地解散後に行った越後湯沢駅にあるぽんしゅ館が非常によかったです。越後の日本酒銘柄の試飲が出来て、利き酒体験も可能。いいお酒を見つけて思わず買ってしまいました(笑)

という様に非常に充実したオフでした。
今度は雪山じゃなくて、茅根研の人達なども巻き込んで
海でこういうオフをやるのもいいかもしれませんね。

明日からは筋肉痛と闘いつつ学校で作業に励みます。それでは。

2013年1月31日木曜日

研究室近況とサイエンスゼロ。

皆様お久しぶりです。
書くのが数ヶ月ぶりになります烏田です。

記事の更新回数と自分の忙しさが反比例の関係を持っていまして、
更新が全く出来ませんでした。

今年のうちの研究室は
博士論文:1人、修士論文:3人(自分含む)、卒業論文:1人と
論文を書かないといけない人達が多く、
まさにこの二ヶ月近くは自転車操業でした。

そして今日、無事にD3の久保田さんの博士論文発表会が終了され、
明日は石田君が卒業論文の発表会があるなど
徐々に自転車操業にもゴールが見えて来た所です。
修士論文の発表は来週ですが。。。

あと一週間頑張ります。


書きましたように自分自身は発表が終わっていないのですが、
今日記事を書いたのは一つお知らせしたいことがあったからです。

来週の2/3(日) 23:30-
NHK教育(Eテレ)で放送される「サイエンスゼロ」という番組で、
昨年掘削を行いました水月湖の年縞堆積物が番組で紹介されます!!
http://www.nhk.or.jp/zero/

主に2006年に掘削を行われた中川先生グループの成果が紹介されると思われますが、
多田研の関係者も出演すると思いますのでお楽しみに!
おそらく自分の息子達(砂)が出ると思うので、個人的にすごく楽しみにしています。
録画しなきゃ。

ではでは。失礼します。

2013年1月1日火曜日

謹賀新年


写真は、昨年27日の忘年会のようすです。

みなさんによい年が訪れますように。