2013年10月12日土曜日

水月湖調査~台風の痕跡~

こんばんは、M2鈴木です。
ブログ初投稿です(以前、下書きだけ書いて挫折しました)。

10/9,10に水月湖調査に行ってきたので、簡単に報告をしようと思います。
水月湖についての説明は省略します。
今回の出張は、大雨でにごった川の水を採集することが目的でした。




1.台風で濁った河川水の採集:空振り

10/8 東京にて
台風情報「台風24号が明日にかけて日本海を通過します」
僕「これは濁った河川水を採集するチャンス!」

10/9 東京~(新幹線その他)~三方駅~水月湖

・新幹線車内にて
台風情報「台風24号は温帯低気圧に変わりました」
僕「ありゃ?」

・いつも河川水を採集している橋にて
青空「こんにちは」
僕「うーむ」
というわけで懸濁水はとれませんでした・・・。


2.ダスト採集箱からサンプル回収
縄文博物館にてダスト採集箱にたまった水をろ過しました。
藻が大量にわいていました・・・。すみませんでした。
※縄文博物館のブログで、濾過の様子を紹介していただきました。
http://www.town.fukui-wakasa.lg.jp/jomon/


3.台風18号(9月中旬)の被害観察、サンプル採集
9月中旬に来襲した台風18号の痕跡が、いたるところで観察されました。
ここ最近の台風の中で圧倒的に被害が大きく、三方五湖の周辺の道路がほとんど冠水してしまったそうです。

縄文博物館脇の斜面崩壊

水月湖畔のプレハブ
黄土色の線のところまで冠水したので、1~2mくらい増水したようです。


湖畔のホテル近くの放水路
山側から崩れてきた砂礫で埋まっています。
山から流入してくるものの試料として採集しました。


水月湖周遊道路
アスファルトのまだら模様は、増水時にたまった泥と思われます。
これと同じような泥層がいたるところにできていました。

浦見川(水月湖・日向湖をつなぐ水路)脇の道路

アスファルト下の斜面が崩れており、通行止め
僕はこのとき地質学会に行っていて、新幹線が止まって帰宅が遅れるというだけの被害で済みましたが、自然災害を対象にした研究というのは、難しいものですね。
自分が仮にこの時水月湖に行けたとしても、ここまで激しい台風の中サンプリングなどできたはずもありません。

被害にあった方々の生活が、できるだけ早く回復することをお祈りしております。

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