2016年6月30日木曜日

週刊葛生 第三十九号 化石のオンパレード編

 みなさんこんばんは。博士1年のMです。



 前回お伝えしたように、ナドンの炭鉱に入るのにずいぶんと時間がかかってしまったのですが、結果的に、我々は炭鉱へ入ることができました。

 ダンプが通る作業道を下っていくと、


 現れたナドンの炭鉱の写真が、こちら。

人が小さい。

 ここでは、主にわずか20 mくらいの層厚の炭層を思いっきり露天掘にしているのです。つまり、下の写真でみんなが歩いているのは、巨大な層理面。

炭層の層理面を歩く。

 そして、みんなして層理面を歩きながら、化石を探します。

化石捜索中。



 そして見つけたのがこちら。


 亀の甲羅だそうです。


 こっちはワニのう◯この化石の模様。

 炭層の最下部には、結構化石がたくさん入っていました。


 その後、案内の小松先生につれられて、一部は別働隊として炭坑を後にし、泊まっているランソンの近くへと移動しました。

少数精鋭(?)の別働隊。

 そこには、三畳系の石灰岩があるとのこと。しかし、、、

夕方になると霧が川面にかかり、いかにも東南アジアっぽい景色に。

 ずいぶんと移動に時間がかかってしまい、到着は夕方になってしまいました。

層状石灰岩。

 それでも、層状石灰岩を観察していくと。

→の先にアンモ様の跡。

 前日の三葉虫に引き続き、これまた大御所、アンモ様のご光臨!

→の先はアンモの断面。
白い丸や、渦巻き型の凹みもアンモの化石。

 有り難や。。。


 宿に帰ると、めぼしい化石は没収と相成りました。

年貢を納める。

 というのは嘘で、めぼしいものは一応申告しておいただけで、皆それぞれに化石を持ち帰りました。


 それでは、ごきげんよう。さようなら。

2016年6月17日金曜日

週刊葛生 第三十八号 ナドンの筋トレ編

 みなさんこんばんは。博士1年のMです。

 今、訳あって秋田に来ています。





 それはさておき、ベトナムです。


 3月18日我々はナドンと言う町の炭鉱を見学すべく宿を出発します。しかし、忘れてはいけないのは飯。



 適当にその辺の飯屋に入り、フォーを食べます。




 ベトナムの飯屋は朝からやってるんですね。


 それから走ること2、3時間。バスが止まり、下車しました。



 そして向かった先は。。。



 飯屋!!なんと、バスの中で寝てただけなのにもう昼飯だそうです。写真を撮ってなかったのが痛恨。


 その後、炭鉱へ入るはずだったのが、入構許可を取るとか言われて引率の小松先生が拉致されてしまいます。まあ、海外ではありがちなことですね。

 待つこと30分。



 とりあえず我々は炭鉱の宣伝らしき看板の前で写真を撮っとります。


 さらに30分。



 ゴミ収集車(?)を見ながらしりとりをして時間をつぶしています。なるほど、ベトナムの道路はこうして奇麗になるのか。

 さらに30分。さらに他の暇つぶしが発生します。

案内者の一人である大学院生のハ君に筆者がナイトマーケットで買ったサングラスをかけて遊ぶ

マッサージ
 
ゲリラ発生


ゴミ収集車をさらに観察

 いかん!!このまま夕飯になったら、1日を食べるだけで過ごしてしまう!そしてなぜか何もしていないのに腹が減るではないか。


 そこで、我々は次の手に出ます。それは、


 筋トレ。

 あの懐かしのビリーズブートキャンプの再臨です。


 それでは、ごきげんよう。さようなら。

2016年6月9日木曜日

週刊葛生 第三十七号 ランソンの街編

 みなさんこんばんは。博士1年のMです。


 日本は梅雨入りですね。しかし、週刊葛生はまだ317日です。



 先週はベトナム北部のドンモ(Dong Mo)でデボン紀の化石を見つけて大はしゃぎしている様子をお送りしました。

 その後、我々はベトナム料理を初めてベトナムスタイルで食べます。

 ベトナムスタイルとは、大量に投下される皿の料理を各自取り皿にとる、という形です。
 
ベトナムスタイル

 あれよあれよという間に凄い量の料理が堆積しますが、我々は負けじと全て平らげにかかります。
 
魚を丸ごと煮たずいぶんと荒々しい料理も

 食後はレストランの裏で、カルスト地形の記念写真。
 
めっちゃ写真撮ってる
 
視線の先にはカルスト地形

 その日の夜、我々はランソン(Lang Son)市内で泊まることになります。これは、翌日の炭鉱見学に向けて、近くの街で待機、ということでした。ちなみにこの街、中国国境から10 kmちょっとのところ。


 比較的早い時間帯にランソンに着き、夕食までに時間があったので、腹ごなしにしばし散歩。

 ランソンも石灰岩体が迫る街で、石灰岩の奇峰が町中からも見ています。



 あても無く湖の周りを歩き、

ハノイよりも長閑な場所

 こじんまりした住宅街をぶらぶら。

 学部3年生たちは元気なもので、さらに先へと散策していきましたが、老兵は何となく早めに撤収。
 
学部生たちはこの先にある石灰岩の山に登ったそうです

 さて、ホテルはというと、こんな感じ。
 
シンプルなお部屋
 わりと普通ですね。まあ見えていないところでいろいろ壊れているのですが、普通に暮らせます。ただ、湿度がしんどい。。。


 夕食もベトナムスタイルでたらふく食べ、部屋に帰ってからは、





 ご降臨された三葉虫さまに感謝を捧げます。そして、就寝。


 さあ、翌週は、満を持してナドン(Na Duong)というところにある炭鉱を見学。ここにも化石が出るということで、テンションが上がる訳ですが、果たして炭鉱に辿り着けるのでしょうか?



 それでは、ごきげんよう。さようなら。