2017年10月28日土曜日

週刊葛生 第七十七号 INTERRAD編

 みなさんこんばんは。

 先週一週間、新潟大学で開催された国際放散虫研究集会(INTERRAD)とそのプレ巡検に参加していました。

 生放送のチャンスだったのですが、夜は色々と飲み会用事があるので(新潟に行っているんですから!)、今日帰ってきてからの更新という事になりました。


 とか言ってうかうかしているうちに先を越されてしまいましたね



 という事で詳しい情報はあちらに任せて、最終日の閉会パーティーの様子だけお送りします。どうせその時しか写真撮っていないですしね。

 ではさっそく。

 閉会のスピーチを行うpresidentの新潟大学の松岡篤先生です。

いつにもまして笑顔がまぶしいですね。



 1週間という長い会期ですが、最後までみなさん元気ですね。

乾杯です!

 高校生で優秀ポスター賞を授与された新村君。すごい!最年少記録ですね。破られるんでしょうか?
実は一緒にニュージーランドに行ったんですよ。右は撮影する師匠の相田先生。



 ここから怒濤の運営委員の写真です。

 Secretaryの東北大学鈴木紀毅先生です。毎日奔走されていてようやく解放されたようです。おつかれさまでした。
丁寧な案内メールに細やかな気配りを感じました。


 産総研の伊藤博士と板木博士です。メール連絡や全体行事の進行など様々な仕事をされていました。
左が伊藤さん、右が板木さんです。


 運営委員の皆様の集合写真です。みなさん放散虫の研究者です。放散虫研究の盛り上がりを感じられますね。
みなさん本当にありがとうございました!


 最後に、次回開催されるスロベニアのŠpela Goričan先生に松岡篤先生からバトンタッチされて閉会となります。
新旧presidentの首脳会談ですね。


 President交代の写真です。
先ほどの写真とはまた雰囲気が違いますね。


 これにて閉会となりました。


 と思いきや。
!!


 さて、順番は逆になりますが、次回はプレ巡検の様子をお送りしましょうか。


 それでは、ごきげんよう。さようなら。

2017年10月21日土曜日

週刊葛生 第七十六号 日本で一番天国に近いP-T境界編

 みなさんこんばんは。博士2年のMです。


 次回予告をしてから1ヶ月も経っちゃいましたね。お詫びにとても長いタイトルを付けました。


 先月の地質学会後に行った、徳島県の天神丸というところの調査です。ここには生命史上最大と言われる絶滅が起きたペルム紀−三畳紀境界(P−T境界)の地層がでています。


 P-T境界の地層は他にも日本に何箇所かあるのですが、ここはその中で最もいろんな意味で天国に近いところです。


 徳島の南西の方に向かって、山の中へ突き進んで行きます。
これでも国道です。やはり四国恐るべし。

 既に不穏ですね。しかし、悪い事ばかりじゃありません。
釜谷付近。
 絶景ですね。こんな急な谷があっていいんでしょうか?

大釜の滝。名前に惹かれました。釜の深さが15 mもあるそうです!

 日本の滝百選だそうです。誰がくるんだろう?


 天神丸へ行くには、剣山スーパー林道というとってもスーパーな林道を通る必要があります。
剣山スーパー林道突入です。


 当然ダート道です。
こんなのがありました。

 さすがは徳島のヘソ。見渡す限り山です。

徳島の腹を見渡しています。

 道路からも絶景が見えます。
ああいう崩落が起こると思うと怖いですね。


 林道はところどころ滅びかかっていますが、誰かが整備しているんでしょうね。

ここは片側の車輪で乗り上げて谷へ傾きながら通るので怖いです。


木がなかったらヒマラヤとかみたいですね。
 まるで日本でないかのような光景です。楽しいですね!

両側チャートの岩壁です。

 良くこんな所に林道を切ったものですね。


 林道を走る事20 km、1時間半かけてようやく到着です。
こんな車で来るところと違いますね。

 標高は1400 m以上。物理的にも天国に近いです。


 最終日は雨になりましたが、標高1400 mでは、こうなります。
前々日に落石は片付けたはずなのに、また落ちています。
道が川になっています。

 崩れないかちょっと心配ですが、この天候でも何台かの車を見かけました。整備に入っている人たちのようでした。

!!!!

 返却時はこんな様子に。

泥だらけです。

 しかし、最近はトヨタレンタカーに傷を付けてもNOCを払わなくて良い保険ができたので、安心です。便利な世の中になったものです。




 ところで、今学会のプレ巡検に来ているのですが、週明けからの学会に台風が参加してきそうですね。


 来るなよ!


 それでは、ごきげんよう。さようなら。