2018年4月28日土曜日

週刊葛生 第九十二号 ニュージーランドの飯編

 みなさんこんばんは。博士3年のMです。

 もうニュージーランドの優雅さは忘れつつありますね。




 これを見て思い出しましょうか。


ビーフステーキ盛り合わせです!
 ニュージーランドはステーキですね。



ラムです。
 こちらはハーブやバジルのソースがかかっています。




またまたラムです。
 こちらはモロッコ風のラムの料理ですね。ちなみに、ラムは子羊ですが、大きい羊のマトンも風味があって美味しいですよ。



タラヒキという魚のマレーシア風です。
 ウェリントンは結構魚介も上がるんですね。白ワインがうまし。

 ここからは怒涛の魚介です。

クラムチャウダーです!殻がついてますね。
 こちらはダニーデンのレストランです。寒流が来るところだけあってで魚介が美味しいです。

またまたクラムチャウダーです!かなりボリュームがあります。
 こちらはさらに南に行っただいぶ田舎のレストランです。



ブルーコッドの炒め物です!
 同じところでは翌日ブルーコッドをいただきました。タラの仲間ですが、寒流系なので、南島ならではです。



Speight's Ale Houseです。ダニーデンに行ったら是非行ってください。

 ダニーデンのエールハウスでは

パブ感満載ですね。
 ブルーコッドのフッシュアンドチップスをいただきました。



ブラフオイスターという牡蠣です!
 ダニーデン最後の夜に食べました。日本の牡蠣とは違いますね。



メインはこちら。
 この日もフィッシュアンドチップス。ちょっとチップスがしんどい。。。



空港で最後のビールです。とほほ。

 なんだか、お腹がすいてきました。



 それでは、ごきげんよう。さようなら。

2018年4月12日木曜日

週刊葛生 第九十一号 ニュージーランドの鳥編

 みなさんこんばんは。博士3年のMです。


 そろそろニュージーランドの地質の話に飽きてきた頃ですね。

 私は飽きてませんがみなさんが。

 ということで今回は、ニュージーランドならではの写真を大量放出します。

プケコ
 これは飛べない鳥かと思う見た目ですが、「飛びたくない鳥」らしいです。カラフルで良いですね。



Variable oyster catcher
 本当は黒単色以外にもいるらしいんですが、我々が見かけたのは全部真っ黒でした。



ウェカ
 恐竜みたいですよね(分類学的には恐竜ですが)。でもこいつも飛べない鳥ではなく、「飛ぶのが下手な鳥」だそうです。



キタシロアホウドリ (Northern Royal Albatross)
 アホウドリ科が離島以外で繁殖しているのはダニーデンだけだそうです。ちなみにひなはこれでも1〜2 kgはあるそうです。



Red-billed seagull
 和名はわかりません。なにげに最近個体数激減中らしいです。



キマユペンギン
 「飛べない鳥」です。「泳げる鳥」って言ってあげるべきですかね。



カカ
 大型のオウムです。結構賢いです。



サドルバック (Saddleback)
 Saddlebackとは、背中に鞍がある、という意味です。ちなみに同じ名前のワインがおいしいです。



Bellbird
 これは雌なので地味な色ですが、雄はもっと目立つ黄色と緑です。



パテケ
 ニュージーランド固有のカモだそうです。


North Island Robin
 凄い人に近づいてきます。近すぎてピントが合わないことも。



トゥイ
 ウェリントン周辺ではシンボル的存在に感じるくらいたくさんいました。鳴き声も特徴的です。同じ名前のビールがあります。

アジサシ
 移動中の休憩でしょうか?

飛翔!!
 みんな飛び立つと壮観です。


 それでは、ごきげんよう。さようなら。

2018年4月7日土曜日

週刊葛生 第九十号 南島で調査編

 みなさんこんばんは。博士3年のMです。

 ついにこの学年になってしまいました。私にとって最後の学生の年になる可能性がありますね。


 さて、今回は南島での調査についてです。

 南島はオークランドやウェリントンがある北島よりも人が少なく、牧草地の割合も多いので、ザ・ニュージーランド的な風景が良く見られます。

広大な放牧地と羊たちです。

 我々の調査地は海岸だったので、こういった風景が見られるのは移動中が主です。

海岸には岩が出ています。

 私が探しているのはこういったもの。

黒と灰色のチャートです。

 いつだってそうですね。石なんてそこら中にあるように思えて、目当ての石となると案外ないものなのです。

褶曲しています。

 またチャートか、と思ったあなた。これは砂岩と泥岩の互層で、パッと見は似ていますが違うものです。


 こちらは別の日。

この日は天気がいいです。

 地層を詳しく見てみます。
割れ目がたくさんですね。

 どうでしょう?普通の岩に見えますか?

 これは、変形されて元の地層がちぎれてしまった岩石です。ですが、こんな石の中にも

コノドントです!

 神は万物に宿りますね。


 ニュージーランドでも、日本のように潮の満ち引きがあります。朝は安全な所にあった露頭も、

左の岩に注目してください。
 昼過ぎには迫りくる波を喰らいます。
波に飲まれています。


 ちなみに、先ほどから水際にたくさん触手みたいなのが生えているのわかりましたか?あれは、ケルプと言って、昆布みたいなもんです。

太いものだと腕くらいあるので、なんだか巨大なイカの屍骸みたいです。

 これが普段は海と繋がらない水たまりに打ち上げられていると、腐って尋常でない香りを立てます。私はそのような水たまりを「腐り昆布汁」と呼んでいました。


 さて、また別の日。

縞縞がずっと続いています!

 ここは変形のほとんどないきれいな地層です。そのような場合、細かい構造も保存されています。
斜交葉理が見えます。。

 右から4分の1くらいのところに入っている明るい層では、灰色の縞のある層が右側の黄色い縞のある層を削り込んでいるのが見えます。つまり、右側ができたあとに左側ができた、すなわち左側が地層の上側だとわかります。

シルト岩(濃い緑)と凝灰岩(明るい緑)です。
 こちらには明るい緑の層が見えますね。これは火山灰層だと思われます。


 近くに寄ると、これにも構造が見えます。
凝灰岩層が火炎構造を持ちます。

 明るい層の上側は上に向かって細くなる炎の様な構造です。これは火炎構造と言い、地層がまだ軟らかかった時に揺らされるなどして、密度の低い層が上に向かってしみ出してくることによってできます。つまり、上が地層が積もったときの上方向です。


地層の中に卵形の塊が入っています
 こちらは、前回も出てきたノジュールですが、リン酸塩ではなく炭酸塩なので色が違います。

 ある層に集中してできていることは、その層にノジュールの材料となる物質が多かったことを伺わせます。


 ちょっとまじめにやってみました。


 それでは、ごきげんよう。さようなら。