2018年1月27日土曜日

週刊葛生 第八十六号 秩父鉱山展編

 みなさんこんばんは。

 今日の主役は、こちらです。
秩父が誇る博物館です。


 長瀞にある埼玉県立自然の博物館です。日本地質学誕生の地ですね。



 常設展示には生物系と地質系がありますが、今回は秩父鉱山を対象にした特別展が主な目的で見に来ました。

生物関連の展示です。企画展に合わせてか、少し配置が変わっています。

 秩父鉱山は秩父でも最も奥の方にある鉱山で、昔は鉄、銅、亜鉛などの金属を採掘していました。今は石灰をとっています。
こんなところです。



 常設展にも秩父鉱山の展示はあるのですが、
常設展にある金の標本も結構立派です。


期間限定で全国から他種の標本を集めて盛大な企画展が行われたのです!


 鉱物は全てで140種に及びます。

 中でも目玉の糸金ですが、思ったより太い「糸」で驚きました。
企画展解説書の表紙を飾る標本です。

 他にも、滅多にお目にかかれないような立派な標本がたくさんです。
亜鉛と硫黄の鉱物です。鉄も含みます。
これって加熱すると良くないものが出るんですよね。


 また、かつて採鉱をしていたニッチツから貸し出されたコアにもテンションが上がりました。
これは滅多にお目にかかれないです。


 さらに、鉱物展示だけではなく、鉱山の歴史に関する試料もとても興味深かったですね。
江戸時代の鉱山の地図です!


 私も何度か行ったことがあるのですが、江戸時代から人々があそこで採鉱や生活をしていたと思うと、不思議な気持ちになりますね。



 博物館の後にはついてで金昌寺というお寺に行き、裏の不整合を見てきました。

だいたい真ん中の陰から下が三波川の石英片岩で、上が秩父盆地第三系の基底礫岩です。

 秩父には地質の見所が無限にあります。




 ところでこの企画展ですが、1月14日で終わってしまいました。

 もっと早く紹介すれば良かったですね。



 それでは、ごきげんよう。さようなら。

2018年1月18日木曜日

週刊葛生 第八十五号 迫り来る闇編

 みなさんこんばんは。博士2年のMです。


 そしてあけましておめでとうございます。


 と言う割には良くないタイトルでしょうが、学位論文がやってくる季節がら仕方ありませんね。同じような時期に、以前にはこんな回がありました(ドーピング編)。



 こちらの写真、初めて紹介する院生室の様子です。


吸い込まれそうです。


 外がヤバく暗いですね。昼の11時なのに(笑)

 外へ出てみると


絶賛鬱病促進中です。

 何ですかこれは?こんなに暗いところで生活していたら、鬱病まっしぐらですね。もっと明るくならないかな。。。

 節電ですかね?

 電気代と学生の精神とどちらが大切なのだ!?
『もののけ姫』より



 あっちの方は明るいですね。


光を求めて行きます。

 行ってみると、


これはこれでおぞましいですね。

 卒論生や修論生が与えたゴミを食いきれずに、ゴミ箱がゲロを吐き出しています。


 そんな迫り来る闇の中、後輩の修論生は闇を振り払おうとしています。


私の教えが守られていますね。

 なんとか闇に喰われずに持ちこたえて欲しいですね。闇を見るものを闇もまた等しく見ますから。


 私にも1年先の闇が既に迫っています。それでも、人間はどんな不毛な地をも切り拓いて行けるはずですよね。


こんなふうに。


 ちなみに、部屋の前は切れた電球が交換されて若干明るくなりました。電球を設置するソケット自体はもっとあるので、もっと明かりが増やされるといいのですが。



 それでは、ごきげんよう。さようなら。