2017年4月1日土曜日

週刊葛生 第六十三号 Mahinepua半島編

 みなさんこんばんは。博士2年のMです。

 新年度なので、博士2年ということで良いのでしょう。たぶん。


 前回話した通り、Arrow rocksには一日しか行けなかった訳ですが、付近の別の調査地には行くことができました。それが今日お話しするMahinepua半島です。

 Mahinepua半島は、宿舎があるWahngaroa湾の奥から、Arrow rocksがある湾の入口を越えて少し外洋側にある半島です。

 ここは自然保護区のようになっており、たいへん奇麗な景観が見られます。

Lord of the Ringsとかに出てきそうです。

 半島全体をハイキングすることもできますが、われわれは半島の中程で外洋側の海岸庵、地層の観察をしました。
半島の先の方を望む。

 外洋側と言うこともあり、露出はかなりすばらしいです。

海岸に広がる広大な露頭。

 写真で見えているのは、中部〜上部三畳系の珪質泥岩です。

 チャートもあるのですが、

足下の泥岩とは断層で隔てられ、崖には赤い変形したチャートが露出しています。

 ここではぐちゃぐちゃに変形してしまっています。

 この日はあいにくの天気だったのですが、具合のいいことに洞窟があり、皆でこの中に入って昼食をとりました。こうすれば濡れずに休憩できますね!

いかなる時も優雅。

 より北側の若い地層の方へ歩いて行くと、泥岩の間に何やら色が違うものが入ってきます。

緑の泥岩に挟まる淡緑色の砂岩層。

 これは、砂岩です。下面がシャープで上面は泥岩に漸移しています。また、砂の中でも上の方が細かくなる上方細粒化が見られます。海底の斜面を流れ落ちた砂や泥が、大きいものから順に堆積してできた、タービダイトですね。

 間の泥岩の中を良く見ると、生痕化石も入っています。
生痕化石発見。
 しかも、生き物が穴を掘りながら自分の背後を泥で埋めて行った時にできる縞模様が見えています。

 指導教員も夢中に撮影。

これはあまり優雅ではないかもしれない。。。

 さらに、時折泥岩の中にこのような黒い塊があります。

折れ尺の左に見える黒いパッチがリン酸塩のジュール。

 これは、リン酸塩のノジュールだそうです。この中から良い放散虫が出るので、宇都宮大のグループはこちらを集めていました。


 帰りは来た時と同じく、崖を歩いて行きます。
崖に挑む兵庫教育大組。
ちょっとした難所です。
 皆結構タフなんですね。
宇都宮大組。

 しばらくするとここは潮が満ちて通れなくなるそうですが、本日は無事撤退成功。


 帰りに砂浜によりました。

 
一度やってみたかった。

 雨の中調査を頑張った日は、たくさん食うに限ります。
指導教員のステーキ。レンガみたいです。

私のポークリブ。


 それでは、ごきげんよう、さようなら。

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