2013年6月26日水曜日

IODPプレクルーズトレーニング@高知

皆様お久しぶりです。D1の烏田です。

今日から多田高橋研究室の多田先生、杉崎さん、私は高知のコアセンターにて
IODP Exp.346 Asian Monsoon向けのプレクルーズトレーニングに参加しています。

IODP(Integrated Ocean Drilling Program)Exp.346の詳細については下記のHPを参照してもらえるとよろしいのですが、
今年の7月29日から9月28日にかけて日本海+東シナ海にてJOIDES Resolution(以下JR)というアメリカの研究船を使って大規模掘削を行う国際プロジェクトです。
http://iodp.tamu.edu/scienceops/expeditions/asian_monsoon.html

co-chief(乗船研究者のリーダーの1人)として多田先生が乗船される他、乗船研究者として多田研究室関係者はOBの入野先生、杉崎さん、OGの久保田さん、私が参加することになっています。

今回のプレクルーズトレーニングは、これまでにJRにおける掘削時作業の話を実際に参加された研究者から聞いたり、かつて日本海で採取されたコアを観察などを乗船前に行うことで来月から始まる掘削時の活動レベルを高めようという目的で開催されています。

一日目の今日は、まずJRで行われる堆積物の回収から船上分析、保管までの流れ、そして研究者が船上で行うべきことについて座学で学びました。今回のExp.では堆積物をトータルで6km以上取得するという予定のため、船上では12時間2シフト制で休む事なく非常にシステマチックな形でコアの観察や船上分析を続けることになっています。
海底堆積物掘削を一度も体験したことのない自分にとっては、今日の座学は学ぶことが多すぎてまだまとめきれていません。このブログ書き終えたら今日得た知識を整理して明日に望む予定です。

そして明日はODP leg127で1989年に採取された日本海の様々な堆積物を実際に観察して来月の航海に備える予定です。
今年四月に出版された多田先生の本の表紙に日本海の堆積物が使われるなど、1989年のODP leg127に参加されてから多田先生を魅了して止まない日本海の堆積物を実際に見られるということで個人的にとても楽しみにしています。

では。
                               (明日のトレーニングに向けて英気を養い中)

2013年6月3日月曜日

ガイダンスとラボツアーが行われました。

5/31(金)と6/1(土)に地球惑星科学専攻の修士課程入試ガイダンスが行われ、終了後には多田・高橋研のラボツアーが行われました。

粒度分析装置の解説をする鈴木さん。

ソフトX線写真撮影装置を説明する水谷さん。

参加してくださったみなさん、ありがとうございました!
またこのラボでお会いするのを一同楽しみにしています。

(久保木)

2013年6月2日日曜日

6月1~3日城ケ島実習2日目

 6月1~3日にかけて、学部3年生の地形・地質調査法実習のために油壷に来ています。行く前の天気予報は、1日夕方から2日午前中は雨、しかも梅雨入り直後の本格的雨と言うことだったので、覚悟していったのですが、晴れ男の高橋さんが1日夜から参加したためか、2日の午前中は、曇りはしたものの、雨は全く降らず。午後は、晴れ時々曇りと、うれしい誤算となりました。午前中は、城ケ島の南岸の向斜軸付近に分布するピンクの凝灰岩層が何枚あるかを検討し、詳細な柱状図を作るというものです。環境学科を出られた皆さんには、なじみの実習だと思います。好天に恵まれたうえ、今年の3年生は、全員がまじめで積極的なため、作業がどんどん進みました。彼らがより良い柱状図を作成できるよう、凝灰岩層の写真を載せます。卒業生のみなさんは、覚えていますか?

 下の層準の凝灰岩層全容

下の凝灰岩層下部拡大
 上の凝灰岩層
一番上の、火炎構造を持つ凝灰岩層