この数日35℃を超える日が続いており、作業を行う部屋が蒸し風呂というか
サウナというか。。
明後日に冷房がとりつけられることになったのでそれがとても楽しみ。明日にでも来てほしい気分。
こんな暑い中でもサンプリング自体はとても順調。
しかし、少しずつサンプリングを行うメンバーが変わって来ました。
昨日はM2の安部君、今日は高橋先生が去られました。
最初の右往左往なサンプリング時から一緒によりよいサンプリングをめざして頑張ってきたメンバーが去って行くのでちょっとしたお別れパーティーが。
特に安部君は今回のサンプリングでは重要な役割を持つダブルLチャンネルを用いたサンプリングを率いていたこともあり、中川先生から直々にダブルLチャンネル(Nakagawa Channel)サンプリングに欠かせない道具のプレゼントがありました。 写真が撮れていないのが残念です。
そして代わりに昨日からM2の齋藤君と筑波大学から黒川君がやってきました。
水月湖の掘削は一ヶ月以上続くということで今回は人が入れ替わり立ち代わり行って行きます。来週、再来週とさらに他の人が入れ替わりがあります。
個人的には寂しいのですが、その度にビールが飲めるのがちょっと嬉しいことでもあります。
本題のサンプリングはというと、中川先生より扱いがとても難しいという情報からこれまで避けていた表層に近いサンプル(現在に近い時代に堆積した堆積物)のサンプリングが始まりました!
上の写真は一番表層に近いコアの写真。指で差している層は2006年の掘削の成果より江戸時代の寛文の大地震によって形成された層ということが分かっています。
この寛文の大地震の際に水月湖に海水が流入し(通常の水月湖は汽水湖)、そのためこの時代にのみ水月湖に海で生息する珪藻(プランクトンの一種)がこの黒い層にのみに見られるということが理由となっています。
この出来事は古文書などから詳細が明らかになっており
(参照 wiki)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%96%B9%E4%BA%94%E6%B9%96
それと比較出来ることがとても面白いです。自分は普段は人間の記録がほぼ残っていないような時代の研究をしているのでなおさら。
水月湖の堆積物は非常に精密な年代軸が定まっているので色んな古気候のイベントがあった時代前後の環境変動を見る事が出来るので非常に面白いです。
今週も残りあと一日。サンプリング頑張ろう。
そして週末は泳ぎに行くんや!