2014年3月28日金曜日

学生ヒマラヤ実習④

実質的な行程は、この回で終わりです。


3/14 ポカラ周辺
この日は、ポカラ周辺の地質ストップ観たほか、すこし観光もしました。

朝一で川(セチ川:アンナプルナ連峰を集水域に持つ)に行きました。
これまで見てきた岩石が、河原でいっぺんに観察できます。




その他、洪水堆積物やごく最近の地盤沈下地域などに行き、昼からは主に観光地を回りました。

スケールは山田君(島根大)。

山岳博物館
Davis' fall
日本山妙法寺
景色の良いところに来たら、しっかり地形地質の勉強。


夜は、山岳博物館で偶然?出会った吉田さんのお知り合いと一緒に宴会しました。
3/15 ポカラ~ルンビニ
ポカラを出発し、今度は南下していきます。
標高もどんどん低くなり、だんだん暑くなります。

この日の序盤は、Lesser Himalayan group の堆積岩エリアです。
リップル、数cmスケールの砂泥互層、ストロマトライトなど、おもしろい堆積構造がいろいろ見られました。
洗濯板のような模様はリップルです。

Kali Gandakiを横切ったのですかさず水を採集。


MBT(Main Boundary Thrust)を通り過ぎると、
MBTの存在によってできた谷。谷の南北で標高が全然違う。
(岩石の硬さが違うから)

Siwalik group と呼ばれる、比較的新しい時期(20?~3Ma:ヒマラヤ隆起開始後)に堆積した堆積岩エリアに入ります。
Siwalik groupの露頭。

さらに南下すると、MFT(Main Frontal Thrust)に至ります。
ここより北(右)が、「ヒマラヤ」。
(南には河川堆積物が存在し、いずれ隆起していくと思われています)
八時過ぎ、ようやくルンビニ(仏陀生誕の地)に到着。
蚊が多くて寝苦しい夜を過ごしました。。

3/16 ルンビニ~カトマンズ
ついにスタート地点のカトマンズに帰る日です!

朝ごはんの前に、お寺をすこしだけ観光。
(写真あとでアップします)

この日のSTOPは一か所だけ。長い実習ツアーでしたが、ここが最後のSTOP。
お茶と昼ごはんだけとりながら、ひたすらバスを走らせ、夕方5時頃、カトマンズに無事帰着しました。
ほぼ終了ということで、ふたたびタメルにて買い物をし、「日本料理居酒屋 東京」にて打ち上げ。

天丼。出てくるのに一時間半かかったが、味はまぁまぁ。


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