2016年11月11日金曜日

週刊葛生 第四十八号 犬山調査編

 みなさんこんばんは。博士1年のMです。

 前回は犬山の薮について愚痴りましたが、今回は調査の本番についてです。


全面露頭です。

 犬山は、確かに薮は濃かったのですが、露頭に着いてしまえば結構な眺めです。


 もはや、露頭が広すぎて自分がどこにいるのか分からないくらいです。そんなときは


地図では粗すぎるので航空写真が頼り。


 先行研究の航空写真を使って周りの地形を見ながら自分の居場所を探します。


 ちなみに、犬山の名物は台湾混ぜそば。
岐阜側にあるラーメン21番


新鵜沼駅近くのとある店。

 実はどっちの写真も犬山市の店ではないのですがね。おいしいし、それなりにボリュームもあります。が、毎日買っていては高いので。
ラーメン
 だんだんこういう昼飯になります。


 それはさておき、調査ですが、まず露頭をこんな具合にしていきます。


 遊んでる訳じゃないですよ。紅いテープは断層、青いテープは褶曲なんです。
断層テープ
褶曲テープ

 こうして地質構造が解るようにし、見終わったらノートに露頭をスケッチしていきます。
余ったテープは荷造りに。

 露出も良いので仕事はしやすいのですが、こんな問題も。


波の下にも、露頭はあります。

 数時間強い雨が降ると、川は2 m以上も増水するんです。そうすると見ていた露頭は川の下に。水が下がるまでは2、3日かかります。


 最後におまけ。

 犬山地域ではなく、少し北の上麻生地域になるのですが、飛水峡というところがあり、そこにも行ってきました。ここは凄いんです!
天然記念物なのでハンマーは使えない。


飛水峡の甌穴群。

 まるで物語の世界のような風景です。


甌穴を一つアップで。

 これは、流れの中で石がぐるぐる回って岩を削ってできる甌穴ですね。

 飛水峡、オススメスポットです。
最後に、頑張ってくれたボロ車。


 それでは、ごきげんよう。さようなら。

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