2016年7月22日金曜日

週刊葛生 第四十二号 カットバ島の古生界編

 みなさんこんばんは。博士1年のMです。

 さてさて、今日はフェリーに乗って訪れたカットバ島の話です。ちなみにカットバというのは地下水という意味だそうです。


 まずいきなり、古生界デボン系・石炭系の露頭を見ます。



 ここでは、サンゴや巻貝の化石がたくさん。しかし、ここまでと打って変わって石は頑健で化石採集が困難。
サンゴ

巻貝

 一泊した後、朝にはカットバ島の地質をさらに見学します。


海底斜面を流れ落ちた生物片の堆積物。

 島全体が石灰岩でできており、奇岩の岩山で見学する学生たちは猿山のようです。


 その後、古生界のデボン系と石炭系の境界が認定されている場所を見学しました。

地層感半端ねぇ。

 うむ、良き露頭じゃ。


 さらに、今度は小舟で別の島へ向かいます。

非常に頼りない小舟。
海賊に連れ去られる無辜の若者たち。

 行き着いた先は。。。

上陸。

 本当の猿がいる島。

猿の惑星


 モンキーアイランドと言うこの島では、石炭紀の化石が多く見られます。
サンゴや腕足類。
サンゴ
サンゴ
ウミユリの茎

 どれも結構今までより大きいサイズですね。残念ながら、ここでは採取は禁止。

 とはいえ、見ているだけでも楽しい場所です。


 さあ、4ヶ月に渡りお送りしてきたベトナム巡検シリーズですが、いよいよ次週が最後です。最後の一日、我々はカットバ島から一路ハノイを目指して戻るのですが、またまた一波乱巻き起こります。

 それでは、ごきげんよう。さようなら。

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