2016年7月7日木曜日

週刊葛生 第四十号 モンドンの植物化石編

 みなさんこんばんは。博士1年のMです。

 さて、2泊のランソン滞在を終え、我々は進路を南東へと取ります。目指すはベトナム北東部の海岸。そこから今度は海岸沿いを南西に下り、世界遺産のハロン湾を目指します。


 というわけで、かなり長いバス旅が始まる訳ですが、まずは飯。


だいたい朝飯はフォーと決まっている。お腹に優しい。

 ランソンで朝飯を食べ、ひたすらバスで移動します。


相も変わらず曇天。

 ベトナム北部の田舎風景の中を、主にバスで寝ながら通過していきます。そして、そろそろ昼飯でも喰う頃かな、と思う頃、バスが止まりました。ベトナム北西部の海岸沿いの、モンドンというところです。

 どうも、昼飯の前に1つ露頭を回るとのこと。向かった先は、


左上から右下に緩く傾く石炭層が露出する。

 またまた炭坑でした。といっても、今は休工になっている部分に入ります。ここでは何が見所かと言うと、


クラドフレビスというシダの仲間。

 植物化石。三畳紀後期のものだそうです。


黒い炭に金色の葉が映えて奇麗。

 炭層を割っていくと、所々に密集しています。しかし、炭はもろいため、梱包がたいへん。


あるところにはかなり密集して出る。

こちらもシダの仲間か?

 その後、昼食を食べた我々は、ハロン湾の近くにあるクアンニンの炭坑博物館を訪れました。


ナウシカの墓所を思わせるデザイン。


 我々が立ち寄った炭坑は休工中でしたが、この辺りはフランスの植民地時代から石炭の一大産地で、今でも大規模に石炭の採掘が行われているのです。


さすがは共産主義国家ベトナム。何とも労働万歳的なオブジェ。
働くおじさんは偉大なのだ。

 自然科学の展示もあったのですが、ベトナムの歴史の展示がまたなかなか面白い。


ベトナム戦争の展示。

 その後、我々は無事ハロン湾岸の町に到着し、4階建てのエレベーターの無い宿にスーツケースを持って上がるというイベントを経験しました。この日の移動は距離の割に楽だった記憶があります。


我々はじゃんけんに負けて上の階に。

 そして、夜は案内の院生ハ君も交えて停電のさなかベトナムビールを飲みかわします。


買い出し。

 写真撮ってなかったなぁ。


 さて、次回は、世界遺産ハロン湾が登場しますよ。




 あ、ちなみにですが、もちろん4つ前の写真では展示に触ってはいませんよ。最近は、こういうので炎上しがちですからね。。。一応付け加えておきましょう。

 それでは、ごきげんよう。さようなら。

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