2015年1月22日木曜日

週刊葛生 第三号 葛生の町編

 みなさんこんばんは。修士1年のMです。

 学位論文などで慌ただしい時期ですが、私は修士1年という身分を生かして先週の続きを書くこととします。予告通り、葛生の町の紹介です。野外調査に行くのは、いろいろな地方に行って、いろいろな町を見るのもまた醍醐味ですよね。

 葛生の町は、足尾山地の南端、逆に言えば関東平野の端っこにあります。
 実際には、ちょっと山に囲まれた感じです。

 創刊号にも書いたように、石灰岩の採鉱が今でも盛んです。町中に石を扱う工場があったりもします。
 小さな町ですが、他にも観光名所があります。例えばこちら。


 そして、これを抜きには葛生は語れません。我らが宿、相模屋。

 それから、葛生は原人の骨が見つかったことでも有名になりました。それが葛生原人です。
 しかし、残念ながら原人の骨はガセだったらしいです。でも、今でも山奥に住む原住民の方は自分が葛生原人から進化したんだと言い張っています。こちら原住民の方。棲家の洞窟が背後に見えます。


 続いて、私が調査中にお世話になったご飯どころでも紹介しましょう。まずはこちら。
  『中央軒』
 何度も行ったラーメン屋です。葛生の町にはいくつかラーメン屋がありますが、全部手打ちです。ここはバスの運転手や宿の人に勧められて行きました。外から見るといかにも崩壊しそうな店だし、注文は奥に言いに行かないといけないところですが、葛生に行ったときはぜひ寄ってみてください。ちなみに、佐野市は佐野ラーメンが有名です。
 これは中央軒ではないですが、佐野ラーメンです。

 『壱番館』
 葛生のレストラン街です。ラーメン・蕎麦屋と海鮮丼屋とビストロなんとかという店があります。夜はあまりやっていませんし、突然休みます。

やざわ
 川魚料理屋です。学生一人で行くには高いですが、夜遅くまでやっているという利点があります。

 厳密には葛生ではないですが、隣町の仙波町まで行くと蕎麦がおいしいです。ただし、数km離れているので、歩いて行くのはしんどいです。

 こちら、恐怖の五合(ごんご)蕎麦。五百円玉と比べて大きさを分かってください。 


 ご飯どころはこんなところにして、バスの話でもしましょう。葛生の町には市営バスがいくつか走ってますが、私は普段は誰も使わないオンデマンドのバスを使って調査に行ってました。それがこちら。
 市営バス、さーのって号仙波会沢線です。露頭まで10 km以上を300円で行ける上に、事実上貸し切りです。しかも、運転手の人が柿をくれたりします。


 こんな感じでいい町なんですが、観光に行くときは一つ注意してください。葛生の標準時は日本時間より3時間進んでいます。ですから、時計を変えないまま行くと大変です。

 これは、日本時間6時半の写真です。
 現地時間ではもう9時半なので、店は全部閉まってます。調査から帰って風呂にゆっくり入っていると、飯が食えなくなる訳です。この時間にはもうやざわと鉱山しかやってません。
 てなわけで、葛生に行くときはくれぐれも時計を合わせるようにしてください。ただ、先述のバスは日本時間で時刻表が書いてあります。

 なんだかいろいろと書き連ねてしまいましたが、この辺で終わりにします。

 それでは、ごきげんよう。さようなら。

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