2012年8月24日金曜日

水月湖掘削終了

皆様ほぼ2週間ぶりです。烏田です。
投稿頻度は自分の忙しさと逆相関なので、
カラスダは忙しかったんだなーと思って頂けると幸いです。

そして忙しかった理由の一つは
水月湖の掘削が無事に終了し、そのお片づけに追われていたことにあります。。


お伝えが遅くなりましたが、改めまして
7/5日から始まりました水月湖での掘削が8/11をもちまして無事に終了しました!!


そして当初の多田先生が計画された
「湖底下40mの堆積物をSG06と同じクオリティで完全連続採取を行う」
という目標につきましても、
中川先生監修の元、M1の鈴木君のSG06との対比作業により無事に達成されました!

この裏では最終日に西部試錐さんのご好意でエクストラでコアを採取して頂き、そのコアの対比作業によって真の意味で完全連続試料が採取できた背景があります。


今回の掘削については私は今年の2月から本格的に準備に携わり始め唯一の全日程参加という本当に現場の最前線にいさせて頂きましたが、
特に掘削が始まってからは共同研究者の人達や、若狭町縄文博物館の方々、そして掘削業者さんである西部試錐さんなど本当に多くの人達の努力と労力と助けの元でこの計画が無事に完遂(分析はこれからですが・・)できたことを強く実感しております。


実をいうと私はこの水月湖の掘削にはアルバイトという形で参加しており、最初は「まぁアルバイトだから・・」という弱冠引いた立場でいました。

しかし水月湖の掘削が近づくにつれて、どんどんのめり込んでしまい最終的には多田先生に
「あなたの研究は水月湖ではないからこれ以上のめり込むな」
というおしかりのメールが来る程にのめり込んでしまいました(笑)


水月湖の掘削が終了してから自分がなぜここまでのめり込んでしまったのか改めて考えていたのですが、
①世界最前線のクオリティで研究を進められている中川先生の研究姿勢を直に体験することができたこと
②実際に堆積物を見ながらサイエンスとしてとても面白い話題に常に触れられることができたこと
③多くの人達が集まって協力をして一つの目標に向かって作業を行う体験ができたこと
の三つが大きかったのかなと感じています。

特に③については掘削前には想像もつかない程重要で貴重な体験ができました。
その中でのめり込んだ一番の理由は③の体験の中で「ここまで色んな方の助けがあって水月湖の掘削が進んでいるから、絶対に成功させなければならない!」という気持ちが一番強かった気がします。
 
自分はこれにて水月湖に大きく関わることがなくなりますが、自分のこれからの研究生活で今回の体験を活かしていきたいと思いますしここでの体験をきちんと伝えていきたいと思っています。

皆様本当にありがとうございました。


現在水月湖で採取されたサンプルは東大でこのような形で保存されており、これからM1の鈴木君やJAMSTECの長島さんを筆頭に分析がこれから進んでいきます。


分析によって新たに面白いことが分かりましたら彼ら自身に紹介してもらったり自分がブログで紹介できたらと思います。

では最後に多田先生お気に入りの写真で締めたいと思います。ちなみに私は2を描いています(笑)

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