2018年6月29日金曜日

週刊葛生 第九十七号 コノドント探し、バージョンアップ編

 みなさんこんばんは。博士3年のMです。

 以前に室内でコノドントを探す方法を紹介しました。

 その後月日が経って、我が社も随分と技術が進歩しました!こちらがその様子です。

コノドント探しバージョン2016です!

 以前のバージョンと比べてみましょう。

こちらはバージョン2013です。

 ・・・・・・・。違いがわからないですって!?

 まずは、ザルの大きさです。以前は直径20 cm弱のものを使っていましたが、現在は24 cmに格上げしています!


いっぱいにすると結構重いです。

 水なら3 L以上入り、写真の状態では約3 kgの割った石と2 Lの水が入っています。

 これなら、一杯でだいたい一つの試料の仕事ができますね。

 ちなみに、水に濡らさずに乾いた石で化石を探すこともあります。


 それから、顕微鏡の下に発泡スチロールの台を敷いて、顕微鏡と頭の高さを合わせました。


 さらに、奥にコノドント付きの岩片を入れるカゴを2つ置いています。
顕微鏡の左にある色鉛筆でコノドントを丸で囲みます。


 この段階で、大雑把の分類してしまうためです。

 ちなみに、奥のコンピューターに水がかからないよう、サンプル袋をかぶせています。




 すごい技術の進歩ですね!

 しかし、コノドントを探すのに最も大切なのは、こんな姑息なバージョンアップではなく、
アシタカ from 『もののけ姫』

 そう、曇りなき眼です。


 ちなみに、こうやって地質時代を眺めていると、視力が良くなるそうです。詳しくはこちらから・・・



 それでは、ごきげんよう。さようなら。

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